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- 書店巡り(52)- ナナ -
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2012.11.13 Tuesday
いや〜
ナナと言えば矢沢あいのNANAを思い起こす人が多いと思いますが、もちろんちゃいます。
どうも、どうも。
矢沢あいもんは天使なんかじゃないしか知らないキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
ナナ -新潮文庫-
我がおフランスはエミール・ゾラですね〜。前に読んだ同じくエミール・ゾラの居酒屋の主人公夫婦の娘が主役。ま、物語に連動性はないんだが。
19世紀後半、我がおフランスは第二帝政期の高級娼婦ナナの話。ゾラは結構突っ込んでその界隈のことを調べたそうなんで、このナナに描かれている我がおフランスはパリのブルジョワ階級の金を使った遊びって結構事実に近いんでしょうね。
で、そういったブルジョワ階級の家庭って、嫁は不倫し、旦那も不倫もしくは高級娼婦を囲う、、、なんて日常茶飯事なんですの〜。もちろん物語上なんだが、こういった小説って基本的にその時の状況を忠実に表してるもんなんでね〜。ま、いつの時代もそない?変わらんもんですな、男と女の情事は。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(51)-世界史の誕生 -
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2012.11.09 Friday
いや〜
私は高校時代、2年生から世界史と日本史を選択しました。で、3年生になってからは受験では日本史と決めたのでそっからまともに世界史を勉強しませんでした。なので、世界史における細かい部分はあんまよう分かっておりません。
どうも、どうも。
コレ言い訳、、、なキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
世界史の誕生─モンゴルの発展と伝統 -ちくま文庫-
「歴史」という概念を考える時、それは「地中海文明では紀元前五世紀に、中国文明では紀元前一○○年頃に、それぞれ独立に誕生」(あとがきp284)し、一三世紀にモンゴル帝国ができたおかげで地中海文明と中国文明がガッチャンコして世界史が誕生した。
めっさ大まかに言うとこういうことだ。
では、モンゴル帝国が建国されるまでは地中海文明と中国文明しかなかったのか?また、何故モンゴル帝国が建国されてから世界史(もしくは世界史という概念)が誕生したのか?
本書を読めば分かります。(著者の言いたいことがわかりますというべきか)
あ、この本、学者が書いてますが学術書やないんでまともに信用するんはどうかと、、、でも非常におもろいです。こんな見方があるんか!という意味で。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(50)- 中国のムスリムを知るための60章 -
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2012.11.05 Monday
いや〜
Windows8にアップグレードしたんですが、私にとっては使い勝手が悪い悪い。
どうも、どうも。
最悪です、、、なキンスキーです。
ということで久々の書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
中国のムスリムを知るための60章 -明石書店-
中国におけるムスリム、イスラームについての本ってそれほどないんですよね〜。研究対象としてはこれからの分野なんでしょう。
以前読んだ似たような本に、【イスラームへの回帰―中国のムスリマたち】(山川出版社)や【中国のイスラーム思想と文化‐アジア遊学129号】(勉誠出版)があるが、著者達もこれまた似通ってますね。
しかし、この明石書店のエリア・スタディーズシリーズでこういった内容の本が出版されたってことは、世界思想社の「〜を学ぶ人のために」シリーズででもこういった内容の本が出版される日も近いのかな。いや、是非出版して欲しいものですね。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(49)- 東京から 現代アメリカ映画談義 - または映画『最前線物語』
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2012.09.12 Wednesday
いや〜
都に寄付された尖閣諸島関係のおよそ15億円、そら、すんなり国に渡すハズないですわな〜。ちゅうか、国が20億円で尖閣諸島の地権者から島を購入するその20億円って血税なんですよね。で、国は購入したものの、今までどおりほったらかしにするんですよね。もったいなない〜?血税でっせ。ま、私の場合、今の住所、中国なんで日本に血税納めてませんが。
どうも、どうも。
とか何とか言うて、仕事してませんけどね〜なキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
東京から 現代アメリカ映画談義
イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ -青土社-
ま、たまにはこういうのも。ちゅうか、イーストウッドのことばっかり書かれてたような。
この本の中で、蓮實重彦が第二次世界大戦時のヨーロッパ戦線を描いた戦争映画『最前線物語』(1980年)
※ショートバージョン
を大絶賛してるんだが(その理由は記されていない)、この本をくれた知り合いもこの『最前線物語』を絶賛していた。
で、私も観たんだが、、、
イマイチ何がええのんか分からなかった。
内容はネットで調べてもろたら一発で分かると思うんで端折るが、要は第一次世界大戦に参加した古参の軍曹(リー・マーヴィン)率いる4人の若者兵の分隊のヨーロッパ戦線での行動を描いている。
北アフリカから始まり、イタリア(シシリー島)、我がおフランス、ベルギーにチェコスロバキア、、、ヨーロッパ各地の最前線に投入される彼らなんだが、ん〜ん、何がええんやろ、この映画。
これ、ほんまにこんな分隊があって、ほんまにこの映画の通りに彼らが最前線に投入されて、、、っていう史実を描いているんであれば納得できるんだが、どうなんでしょ。で、戦闘シーンがどうのこうのというより、戦争をとりまく非日常のなかで起きる出来事なども描いているので、それがええんですかね〜。あと、戦争には「死」がつきもの。<ネタバレ⇒>少女が撃ち殺されたり、収容所から助けた少年が食べ物をもらって食べたあと死んだり。でも、戦場でもうすぐ子供が産まれそうな我がおフランスはフランス人の妊婦を助け、出産させるシーンを織り交ぜて生と死を描いたり。こういうのがええんでしょうか。
この映画のようにヨーロッパ戦線をあちこち行かされる隊を描いた映画に
『パットン大戦車団』があるが、これはタイトル通り彼にフィーチャーしてるので、『最前線物語』のように戦争をとりまく非日常のなかで起きる出来事などは描かれていない。『バンド・オブ・ブラザース』は同じようにヨーロッパ戦線をあちこち行かされる中隊を描いているが、これはテレビドラマなので除外。
この『最前線物語』が公開されたのは1980年なんだが、これ以前にこの映画の内容のようなことを描いた映画がなかったからなんでしょう、蓮實重彦が大絶賛する理由は。きっと。
※ロングバージョン
ん〜ん、『ディア・ハンター』もええと思うねんけどな〜。ま、ヨーロッパ戦線とバトナム戦争では描き方は全然ちゃうようになるやろうし、、、。
ちゅうことで、『最前線物語』はアルジェリアでの海からのシーン、シシリー島での丘でのシーンや市街戦、我がおフランスはノルマンディー上陸作戦、ベルギー(我がおフランスだったか)での市街戦、『フルメタル・ジャケット』を思わせる砦に隠れてる敵のスナイパーからの狙撃シーン、森での戦闘、スパイが部隊に紛れ込んでるなんてシーンもあり、挙句の果てにチェコスロバキアでは収容所を襲撃し収容されてた人らを助けるシーンもあったりと、戦争におけるほぼ全ての戦闘シーンを盛り込んでるからこの映画は絶賛されるんでしょう、おそらく。ま、ヨーロッパ戦線だけに、ジャングルの密林で蛭にやられてえらいこっちゃ、、なんてシーンはさすがに描かれてはないが。
ま、何やかんや言うておもろいっちゃあおもろいです、この映画。ちゅうか、本のことどっかいってまいましたな〜。
ちょんわちょんわ。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(48)- 居酒屋 -
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2012.08.28 Tuesday
いや〜
もうすぐ新学期が始まるということもあり数日前から今後もこの大学で勉強する留学生が続々とそれぞれの国から戻ってきつつある。「アレ、まだここにおったんか?」とか「日本に帰らんとずっとここに住んでたのか?」と言われまくりです。
どうも、どうも。
知った顔と再び遇うってなかなかいいもんですね、、なキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
居酒屋 -新潮文庫-
いやいやいや昨年9月以来の我がおフランスはフランス文学です。たまにはこういうのん読まんとあきませんな〜。
しかし19世紀後半の我がおフランスはパリの様子がよく分かりますね。で、当時の労働者階級の生活が実によく描かれており、でもって「救いようのない人間たちの物語」と言われるようだが、まあ、確かに救いようのない人間達ですね。自業自得と言ってしまえばそれまでなんだが、今の世の中にもこの小説で描かれてるような人間、ぎょうさんおるんでしょうね〜。ちゅうか大人はええんですよ、意思を持ってるから。どんな怠惰な堕落した生活をしようが。でも、どうしようもない親に育てられる子供がかわいそうですね。
しかしいつの時代も酒で身を滅ぼすって一般的なんですな〜。
で、小説の主人公たちが住んでるGoutte d’Or(グート・ドール街)ってモンマルトルの丘の右側の方なんですね。ん?もちろん通ったことありまんがな。一回だけやけど。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(47)- 食と住空間にみるウイグル族の文化 -
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2012.08.16 Thursday
いや〜
上陸しましたね〜、中国本土、及び香港の活動家達が魚釣島に。
どうも、どうも。
钓鱼岛上陸作戦っていう漫才師のコンビが出てきたりして、、なキンスキーです。
あ、もちろん中国にでっせ。中国にも漫才の文化はありますからね〜。あ、彼らのネタはもちろん政府にチェックされてはおりますが。たぶん。
ということで久々の書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
食と住空間にみるウイグル族の文化―中国新疆に息づく暮らしの場 -昭和堂-
面白い視点からウイグル人の生活を考察してますね。著者はウイグル人の家の中に入り込んでつぶさに観察している。「女性ならではの視点」なんて言うと怒る人がいると思うが、著者が女性だからこそ家の中に入り込んで家のウイグル人女性達と一緒に生活しその生活形態を見ることができたんでしょう。というか、本文中に著者がそう書いているんだが。これが男性著者だったらこれほど詳しくウイグル人の生活をつぶさに書くことはできなかったであろう。基本的に家の中を切り盛りしているのは女性なんでね〜。
しかし見事なまでに事細かに観察してるのが分かりますな、この本は。ま、学位論文に加筆修正した本なんで全くおもろくはないが。研究書としては素晴らしいです。ハイ。って研究者でも何でもない私がこないなこと言うのも何なんだが。
しかし、ウイグル人の歴史や政治的目線から見たウイグル人のことを記した研究書ってあんまりないですよね〜。資料があまりにも少ないのと、それ目的で新疆ウイグル自治区にやって来ても共産党政府が阻止するから、というか、接したウイグル人はそのことが政府に知られると監視対象になってしまったりするんでなかなか協力してくれないでしょうし。
留学生としてその辺の店のウイグル人と接してる分には、彼は自分達の置かれている立場のことなどをはりきって言うんだが。
いつかウイグル人が書いたウイグルの歴史書や政治に対する書などが出版され、日本語に翻訳されることを望む。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(46)- ヒューマン・ファクター 新訳版 -
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2012.07.29 Sunday
いや〜
ロンドン・オリンピック、全く見れてないんですが、女子重量挙げで三宅宏実選手が日本新をマークし銀メダルを獲得したとのこと。日本女子重量挙げ初のメダルらしいですね〜。そう言えば中国に留学したことのある人なら見たことある思いますが、学生クンたち皆バスケをしております。アホかっちゅうくらいバスケが盛んです。中国でスポーツと言えば?と問えば、卓球の次にバスケがくるんちゃうかと思います。で、成都で留学していた時の話。授業中に先生が中国人が好きなスポーツって何だと思いますか?と質問したんですが、もちろん我々留学生は卓球、バスケと答えました。でもその後が続きません。で、先生は言いました「举重」と。重量挙げかいな!ニュージーランド、ガーナ、サウジアラビア、タイ、日本(私)の留学生達みんな突っ込みました。「重量挙げてぇーーーー」と。ん〜ん、よう分かりませんが中国って重量挙げは人気のスポーツなんですね〜。もちろんやるのではなくて観戦なんですが。
どうも、どうも。
そういや今日からホッケーですね〜なキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
ヒューマン・ファクター 新訳版 -早川書房-
前回と同じで、知り合いがウルムチに来た時に持ってきてくれた本。スパイ小説ですね。イギリスとソ連の二重スパイの話。これも前回同様おもろかったですね〜。内容及び感想は書きません。書いたらネタバレしてまいそうなんで。しかしほんまこういう本はあきませんな〜、かっぱえびせんやないが読み出したら「やめられない、とまらない」状態ですわ。
ちょんわちょんわ。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(45)- 三本の緑の小壜 -
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2012.07.25 Wednesday
いや〜
イチロー選手がニューヨーク・ヤンキースに電撃トレード。いきなりのニュースでビックリ。その昔、新日本プロレスの中継を観ていた時のこと、坂口征二とキラー・カーンがタッグを組んで維新軍(相手が誰であったかは忘れてしまった)相手に闘っていたんですが、キラー・カーンが突如として坂口征二を裏切り、坂口の後ろからモンゴリアンチョップをかましました。あまりにも突然のことだったので私は非常にビックリしてしまいました。と同じぐらいに衝撃がありましたね〜、この電撃トレードは。でもって濱根さんやのうてもびっくり くりくり くりっくり!なニュースだったんじゃないでしょうか。
どうも、どうも。
今のプロレスってどないなってんでしょ、、、なキンスキーです。
ということでめっさ久々の書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
三本の緑の小壜 -創元推理文庫-
日本の5月の連休の時に知り合いがウルムチにやって来たんだが、その際持って来てくれた2冊のうちの1冊。だいぶ前に読んではいたんだがブログに書くのを忘れていた。
で、著者名を見てビックリ。ディヴァインて、、、ピンク・フラミンゴの主人公と同じ名前やないかいな。
てなことはさておき、いやあ、おもろかったですな〜、このミステリー小説。ま、こういったミステリーではよくある描写の方法なんかもしれないが、一人称多元視点で書かれている。要は第一部、第二部、、、とそれぞれの部で語り手が変わるっちゅうことですね。
しかしこういうミステリーって読みだしたら止まりませんな。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(44)- フランスの選挙 -
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2012.02.20 Monday
いや〜
JUN SKY WALKER(S)が全国ツアーをやるとの記事があったので読みました。福島の原発津波大惨事の後に再結成してライブをやったというのは知っていましたが、その時限りやなかったんですね。ちゅーか、その記事にはジュンスカのことを『ロックバンド』と書かれていたんですが、ロックバンド?単なるJポップやと思うんですが。。とか何とか言って中学の時、良く聴いてました。やっぱ『すてきな夜空』ですわな〜、ジュンスカと言えば。イヤ、勇直子か。
どうも、どうも。
去年、ユニコーンと対バンしてたんですね〜、、なキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
フランスの選挙
―その制度的特色と動態の分析 (明治大学社会科学研究所叢書)
-第一法規-
我がおフランスは大統領の選挙の第一回投票が4月22日にあるから読んだんやないんだが、まあ、我がおフランスのことについてはわたくしのライフワークと言うことで。
著者は学者やないので学術書みたいに難しくはないんだが、細かい細かい。選挙の分析が。特に地方選挙のことが。
ま、たまにはこういうのを読むっちゅうのもええんやなかろうか。
てな感じで、また次回!
- 書店巡り(43)- 玉ねぎの皮をむきながら -
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2012.02.08 Wednesday
いや〜
「香港で二人目の子供を産んだら罰金」なる記事があったので、ある程度の自由を保っていた香港も筋少の「日本印度化計画」ではないですが、ついに「香港中国化計画」ならぬ大規模な中国化の波が押し寄せてきたかと思ったのも束の間、内容を読んでみると大陸に住んでいる中国人が香港に行って第2子を出産すると今度から罰金になるっちゅうことみたいですね。今まで大陸在住の金持ち中国人がわんさか香港に行って産んでたみたいなんで。しかし中国、どないするんでしょうか。中国にも高齢化の波が押し寄せてきており、少ない人間でぎょーさんおる高齢者の生活を支えていかんとあかんようになるんですわなぁ。
どうも、どうも。
子供どころか結婚すら、イヤ、女朋友すらおらへんキンスキーです。
ということで書店巡り。
前回は【 コチラ 】
で、今回は、、、
玉ねぎの皮をむきながら -集英社-
ノーベル賞作家、というより私の中では『ブリキの太鼓』のギュンター・グラスですね。本国では2006年?日本では2008年に翻訳が出た『玉ねぎの皮をむきながら』。
玉ねぎの皮を一枚一枚むいていくように記憶を手繰り寄せ自身の半生を語る。1人称での語りと3人称での語りを織り交ぜ、まるで読者一人ひとりに告白するような感じで物語が進んでいく。
どこぞの書評をパクってきたようなこと書いてもおたが、このギュンター・グラスの本、これまで読んだことありません。『ブリキの太鼓』は映画しか観てません。
てな感じで、また次回!